ウイスル肝炎講習会に参加してまいりました。肝硬変や肝臓癌の原因となるC型肝炎ですが、今やたった3ヶ月の内服薬のみでほとんどの方が治ってしまいます。肝炎を治すことで肝臓癌の発症も予防できます。検診などで肝炎ウイルス検査に引っかかった記憶のある方や、検査を受けたことのない方は、お近くの医院にご相談してください。
A型インフルエンザの流行がピークに達しつつあります。これから受験を控えているのに家族がインフルエンザにかかってしまったと、不安に思われている方も多いことと思います。
インフルエンザにかからないための予防対策として2通りあります。
1つ目はインフルエンザ治療薬です。インフルエンザ治療薬は、自費診療(10割負担)となりますが予防薬として使うことが可能です。タミフルやリレンザを1日1回10日間使用することで10日間の予防効果が得られます。2つ目は予防接種です。予防接種後10日から2週間経過しないと効果が得られませんが、予防接種を受けた方の2人に1人はインフルエンザを発症せずに済みます。効果が得られる確率は、1回接種で6割5分、2回接種で9割です。
当院では、まだしばらくインフルエンザ予防接種を行う予定です。ご希望の方は受付時間内にお越しください。
昨日、地域がん診療連携拠点病院研修会に参加してまいりました。大垣市民病院乳腺外科の亀井先生による、がん術後の緩和ケアパスの統計からみえる在宅看取りの現状についての講演に続き、広島市民病院乳腺外科の大谷先生のアドバンス・ケア・プランニング(ACP)についての講演を拝聴しました。
以前勤務した久美愛病院(高山市)で緩和ケア病棟の内科診療を担当し、がん患者さんの病院での看取りを中心に見させていただきましたが、その多くの場合、入院後に患者さんの希望と病状に沿った治療を考えるものでした。一方ACPではより積極的に早期から患者さんと関わり、患者さんに寄り添っていくという方法です。ケアを行うための人的資源が多く必要となりますが、その分患者さんやご家族が得られる満足感がより大きいものになることが、大谷先生の軽妙な語り口を通して伝わってきました。
昨日のテレビ番組によると、お腹を鳴らすことで若返りができるそうです。
空腹によりお腹が鳴るときには、グレリンという物質が大量に分泌されていて、その結果血液中の細胞老化の指標の数値が減少するそうです。間食をひかえて空腹感を感じる毎日を過ごすことが、健康にいいようですね。
Female Patient's Insight検討会に参加してまいりました。トイレに間に合わない強い尿意や夜間頻尿など、女性の抱える悩みをどのようにとらえ治療していくかについて、昨年大垣駅ビルに開業されました増栄先生の講演を拝聴しました。
急にトイレに行きたくなり間に合わないような症状を尿意切迫感と言います。尿意切迫感の原因は過活動膀胱であることが多く、内服薬や貼り薬で治療することが可能ですが、慢性膀胱炎や尿路結石などが原因のことがあります。尿意切迫感や尿漏れでお困りの方、恥ずかしがらずに遠慮なくご相談ください。
春一番とともに花粉症の処方を希望される方が増えてきました。まだスギ花粉はそれほど飛んでいませんが、強風に乗ってやってくる黄砂による症状の方が多い様です。
私も小学生の頃からの花粉症で悩まされてきました。内服よりもまず大切なことは、外出から帰った時にぬるま湯を吸って鼻をかみ、鼻腔に付着した花粉や黄砂を洗い流すことです。花粉がついたままではいくら点鼻薬を使っても効果が目減りしてしまいます。皆さんも鼻洗浄を是非試してみてください。
目を掻きむしりたくなるような花粉症の目のかゆみ、嫌ですね。私も中学生からのハードコンタクトレンズユーザーなので、目をこすりたくてもこすれない辛さを毎年経験してきました。
目薬をさせばいいのですが、目薬中の防腐剤がコンタクトレンズを痛めてしまうためコンタクトレンズ装着中は目薬が使えませんでした。家の中なら眼鏡にかえて対応できるのですが、仕事中などでコンタクトレンズ装着時にどうしてもこすりたい時は、コンタクトレンズを外してからゴシゴシとやっていました。
ところが昨年から、コンタクトレンズを痛めない防腐剤を用いた点眼薬が使用可能となりました。かゆみがひどくなる前に、コンタクトレンズを装着したまま目薬が使えますので、あの嫌な目のかゆみから解放されました。
コンタクトレンズ使用中の方は、一度ご相談ください。
開院してはや半年となりますが、先週、診察券番号が1000番を越えました。近隣の方々に少しでも頼りにされ、また温かく見守られていることをひしと感じ、とてもありがたく思っています。今後も患者さんの言われることに注意深く耳を傾けながら、きめ細かな診療を心がけてまいります。
年明けより、超音波検査を予約制で行っています。ある程度時間を要する検査のため診察の合間に行うことが難しいく、午後診療前の15時から15時半の間に検査に来ていただいています。頚動脈エコーによる動脈硬化検査を中心に、心臓エコーや腹部エコーも実施していますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。