*熱の風邪が流行っています*

発熱と咽頭痛の風邪が流行っています。インフルエンザはかなり沈静化していますが、ごく稀に陽性の方がみえますので、高熱が2日続いたら念のために検査を受けることをおすすめします。寒い日と暖かい日が交互にやってくるこの季節、大事な行事に差し支えないよう体調管理を万全にしましょう。

また、一時期のひどい花粉症状は全体にやや落ち着いてきた感があります。スギ花粉のピークもあと数日ですぎる気配ですが、4月にはヒノキの花粉がやってきます。症状の出やすい方は抗ヒスタミン剤の内服を継続しておくと良いですよ。

 

*ご飯の前に野菜とお魚を食べましょう*

昨日、糖尿病講演会in西濃に参加し、岐阜大学内分泌教授に就任されました矢部大介先生の「糖尿病治療薬の効果と食事療法」と題した講演を拝聴しました。ご飯の前に野菜を先に食べると健康に良いということはよく耳にしますが、実際にオリーブオイル40mlまたはサバの水煮40gを食べてからご飯を食べると、インクレチンやGLP-1が増加してインスリン分泌と胃運動が抑えられ、血糖値の急上昇が予防できるそうです。また野菜を先に食べると糖吸収が抑えられることから、まず野菜や魚などのおかずを先に食べてからシメにご飯を食べるようにすると良いそうです。こうすることにより特にDPP-4阻害剤の効果が増強できるとのことです。一度試していただきたいです。

 

*北小学校保険安全・食育委員会*

午後、北小学校の学校医として委員会に参加してきました。生徒の皆さんの健康と安全を推進するため先生やPTAの方が尽力されていて、いつもながらに感銘を受けました。最近は体罰の事件などが紙面を賑わせていますが、北小では生徒さんが休んだ際の対応がとてもきちんとなされていることがわかりました。また、健やかな発育のための食育や体力向上への取り組みもしっかり行われていて、徐々に成果が見られているようでした。

耳鼻科の森先生も話されていましたように既にスギ花粉がピークを迎えていますが、今年は花粉症で目のかゆみがひどい患者さんが多いようです。花粉症によるアレルギー性結膜炎は流行り目(流行性角結膜炎)との見極めが困難です。流行り目が悪化すると結膜炎のみでなく角膜炎まで合併して視力障害をきたすことがあります。抗ヒスタミン点眼薬で改善が見られない場合には、眼科できちんと診断していただくことをお薦めします。

 

*介護認定審査会*

インフルエンザはまだ小流行の状態ですので、引き続きご注意ください。

昨日は介護認定審査会委員新規研修会に参加してきました。介護サービスを受けるためにはどの程度の介護を要するかを表す介護度を決める必要があり、主治医の先生が記載する主治医意見書と認定調査員による訪問調査の結果をもとに審査会で決定されます。この春より大垣市の審査会の一員として従事する事になりましたので、きちんと審査できるよう研修を受けてきたしだいです。大垣市の介護事業に少しでも尽力できればと考えています。