*高齢者のてんかん発作*

てんかんという病気を知っていますか?大垣市医師会で行われました、松波総合病院脳神経外科部長の澤田元史先生による『高齢者てんかんの病態と治療〜てんかんを認知症と見誤らないために〜』と題した講演を拝聴しました。

100人に一人が発症するてんかん、子供から青年期までの病気というイメージがありますが、実は65歳以上になると発症率が急激に増加し、アルツハイマー型認知症との合併も多く見られるとのことです。空中を見つめて動かなくなる、ぼーっとして口をもぐもぐクチャクチャ動かしているなど認知症による症状と区別のつきにくいことが多く、また高齢者のてんかんは再発しやすいため速やかな治療が必要となるそうです。

思い当たる方が周りに見えましたら、脳神経外科や神経内科への受診を勧めていただきたいと思います。