土曜日の診療を終え、春のような陽気に誘われて杭瀬川の堤防沿いにジョギングへ出かけましたが、いつもくっきり見えるはずの伊吹山が全く見えませんでした。遠くで雨が降っているような景色で、どうやら濃い霞がかかっていたようです。今日の春一番のような風に乗って黄砂が大量に押し寄せてきているのでしょう。喘息のような咳症状の患者さんがこのところ急増しているのも黄砂の影響が少なからずあるようです。気管支の弱い方は気をつけてください。
そのあと、先週の京都マラソンの筋肉疲労を癒そうと池田温泉へ行ったのですが、露天でマッタリしながらふと視線を上げると杉の木の枝が褐色になって花粉を大量に抱えている様子が目に入り、スギ花粉症の私はそれを見ただけで鼻がむずがゆくなってしまいました。
アレルギー性鼻炎は、症状が強くなる前に抗ヒスタミン剤を開始することで症状の悪化予防が期待できますので、スギ花粉症の方は今のうちから内服することをお薦めします。当院では、過去に内服歴のある鼻炎薬については、相談の上で1ヶ月分の処方をしていますので、お気軽にお申し出ください。