*学術講演会*

ロタウイスルによる胃腸炎が流行っています。水様下痢と発熱があり、便の日増しに白っぽくなるのが特長です。脱水症予防に水分・塩分を補うことが重要です。

昨日、臨床医のための糖尿病セミナーin大垣に参加しました。大垣市民病院糖尿病・腎臓内科医長の柴田先生、名古屋大学環境医学研究所准教授の林先生による、メトホルミン、グルカゴンの話題を中心とした講演を拝聴しました。血糖値は主にインスリン・グルカゴン・GLP−1によってコントロールされていますが、実はグルカゴンとGLP−1は同一遺伝子上にあるためその発現量は比例関係にあり、(マウス実験では)グルカゴン作用を阻害しても血糖低下はみられないそうです。また最近、グルカゴンの上昇によりアミノ酸値が低下することが判明したとのことで、グルカゴンのアミノ酸代謝への影響が臨床上の問題点として今後クローズアップされる日が来るかもしれません。