*脂肪肝は糖尿病のリスクです*

昨日大垣内科会に参加し、愛知医科大学肝胆膵内科学准教授の角田先生による脂肪肝についての講演を拝聴しました。今や若い人も発症する脂肪肝ですが、非アルコール性脂肪肝の方を追跡すると将来的に糖尿病を発症する割合が高いそうです。治療薬としては、糖尿病がなければビタミンE(抗酸化剤)、糖尿病がある場合にはピオグリタゾン、SGLT-2阻害剤(食後高血糖を改善するSGLT-1阻害作用を持つ薬剤がbetter)が有効で、SGLT-2阻害剤抵抗性にはメトグルコ、GLP-1を追加するといいとのことです。

角田先生は現在大垣市民病院で第1・3火曜日に脂肪肝外来をされていて、東海地区に1台しかないMRE(MRエラストグラフィー)という検査機器を用いて診断・治療をしているそうです。脂肪肝と言われていて、血小板値が低く、糖尿病の血筋の方は、ぜひ受診していただきたいと思います。