7月も気付けばあとわずかですね。今日は各地で花火大会がありますが、皆さんは何処へ見に行かれるのでしょうか。
昨日、名古屋大学泌尿器科講師の松川宣久先生による「切迫性尿失禁に対する治療戦略」と題した講演会を拝聴しました。過活動膀胱で受診される女性の3人に2人は尿漏れの経験があり、また過活動膀胱に対する内服薬を最も多く処方されているのは80才前後と高齢の方が多いそうです。トビエースという薬は高齢者への副作用が少なく、6割の方がウエットからドライに導ける(尿漏れを治す)とのことでした。
尿漏れを診察室で言い出しにくい症状と思いますので、私の方から積極的にお聞きしていきたいと思います。
来院患者さんと当ホームページをご覧の患者さんには、6月1日より臨時に時間を拡大して診療していますが、9月1日より正式に、受付・診療時間を午前8:30〜12:00、午後16:00〜19:00とさせていただきます。
開院当初は朝9時から診療を行っていましたが、朝は少しでも早く診察を受けたいという声を多くいただきましたので、現在試行中の8:30診察開始を続けていくこととなりました。午後の診察は16時からと、開院時の診療時間に戻させていただきますので、ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願い申し上げます。
今日は土用丑の日、皆さんは鰻を食べましたか?
現在当クリニックでは、臨時で診療時間を拡大して1日8時間の外来診療を行っています。スタッフの方にも8時間みっちり勤務していただいていますので、英気を養っていただくため鰻丼を出前してもらいました。
大垣の鰻はどのお店も美味しいと評判なのですが、出前してもらえて、できれば三河一色産の鰻で、価格は控えめなお店、で検討した結果、久瀬川町の吉村屋さんにお願いしました。関のよし川を彷彿とさせるご飯の量と焼き具合がとてもよく、タレはやや甘口で、また鰻肝汁がとても美味でした。
次回は焼きたてが食べられるよう、お店まで出かけたいと思います。
学校も夏休みに入り、いよいよ夏本番ですね。今日はジフテリア・破傷風の2種混合の接種で、6年生の児童さんが何人か受診されました。このワクチンの特徴として、注射部位が腫れやすく、またしこりが数ヶ月残ることもあります。注射後ひどく腫れて痛みが強かったり、高熱が何日も続く場合には、医療機関を受診してください。
一方で、日本脳炎のワクチンは現在も不足しています。ワクチンを製造している化血研が熊本地震に被災したために全体の供給量が減っていることが原因で、内科クリニックにはワクチンが供給されない状況が続いています。ただ、日本脳炎の接種対象年齢は幅が広く、例えば第2期の追加接種は9歳から13歳未満とされています。保健所からの通知の期間に間に合わなくても接種が受けられなくなるわけではありませんので、ご安心いただきたいです。
昨晩、医師会の有志による勉強会の折、馬瀬川の鮎を食べる機会に恵まれまして、鮎掛けで釣られた見事な鮎の塩焼きを食べました。
私は以前高山市で9年間暮らしましたので、その間に鮎掛けを教わりました。鮎がおとり鮎にぶつかるとガガガッという振動が竿から伝わります。この振動の感覚がたまらなく興奮するのです。おっ、きたぞ、って感じです。この感覚を味わいたくて毎週末、川に通った時期もありましたが、いやはやどうして鮎掛けはさすがに難しく、なかなか上手くならないままに高山を離れてしまいました。
丁度今頃の季節、鮎が成長して塩焼きにもってこいのサイズになります。8月には投網が解禁になってしまうので今が鮎掛けシーズン真っ盛り、今週末には馬瀬川上流で鮎祭りも行われるようです。もう少し近かったら是非行きたいところですが…。
川に入りおとり鮎を泳がせつつ、川の流れと蝉の音を聞きながら夜明けから夕暮れまでを過ごす、そんな贅沢を、再び味わいたいものです。
昨年コマーシャルでやっていた、ピリピリ・ジンジンは神経障害性疼痛というフレーズを覚えていますか?「神経障害性疼痛に対するデュロキセチンの使用経験」と題した岐阜市民病院神経内科副部長の香村彰宏先生による講演を拝聴しました。
痛みを発する場所(手や足など)から脊髄神経を伝わった痛み信号は、脳の視床を経由して前頭葉などの痛み中枢にたどり着いて痛みを感じるのですが、痛みが慢性化してくると、視床を介することなく痛み中枢が独断で活性化して痛みを感じてしまうようになるそうです。そのような痛みには抗てんかん薬や抗うつ剤などがよく効くそうで、私の診療でも、関節注射が欠かせなかった膝関節痛がサインバルタ(抗うつ剤)によって著明に改善した方がみえます。
これらの薬は便秘や吐き気、眠気などの副作用が出やすいため使いづらいのですが、人によって効く薬剤が異なるため、何種類も試していただきながら、その人に合う薬を探していくというやり方をするそうです。私もその方にあった薬を見つけて少しでも症状が和らぐよう、努力したいと思います。
いびがわ、大垣、と言えば? そう、マラソン大会です。いびがわマラソン(11月12日)のフルマラソンと、大垣市内を初冬に駆け抜ける大垣ハーフマラソン(12月10日)にエントリーしました。
昨年苦渋を舐めたいびがわマラソンですが、今年は坂道で練習を積んで、後半も歩かずに完走できるように頑張りたいです。また大垣ハーフマラソンでは、自己ベストと50台最初のサブツー(2時間以内)を狙います。
大垣ハーフはただいまエントリー期間中です。皆さんもいかがですか?
3連休はいかが過ごされましたか?一段と暑くなり旅行先でぐったりされた方も多いのではないでしょうか。
現在大垣ではのど風邪が相変わらず流行っていますが、先週から発熱だけの症状で受診する方が増え始めています。風邪の発熱は汗をかくことで自然に治っていきますが、夏は水分不足のために汗が出にくく、いつまでも熱が下がらないことがあります。少し熱っぽいと感じたら、エアコンを消して水分をしっかりと補充し、たっぷりと汗をかきましょう。
蒸し風呂のような、高温多湿の日が続いていますね。夜の蒸し暑さに思わずエアコンをつけっ放しで寝てしまうことも多いと思いますが、エアコンによる喉の乾燥が原因で咳風邪をひいてしまう方が増えてきました。私は帰宅するとエアコンを27〜28度に設定して部屋を冷やし始め、就寝時にエアコンを切って窓を開け、扇風機を首振りにして眠るようにしています。明け方に寒くて目が覚めたら窓を閉めないといけないので面倒ですが、このやり方で今シーズンは風邪知らずです。
皆さんも、状況に即したエアコンの使い方で梅雨を乗り切りましょう。
西濃漢方実践講座に参加し、「高齢者疾患と漢方」と題した知多厚生病院副院長の丹羽敏則先生の講演を拝聴しました。気・血・水という漢方的な概念を中心とした薬剤選択の考え方を中心に、認知症や誤嚥性肺炎などの高齢者特有な疾患への投薬法について勉強しました。中でも印象的だったのは、経管栄養による下痢を水(寒)と考え胃腸を温めるブシを含む漢方で改善し得ること、飲みにくい漢方もゼリーやシャーベットにすることで内服できるようになることです。今後在宅患者さんの訪問診療の際に、今回得られた知識を活かしていきたいと思います。
胃腸症状で受診する方が急激に増加してきています。大垣市内では感染性胃腸炎の大きな流行はないようですが、保育園を中心に散発的に胃腸風邪がみられているようです。また、冷たいものの摂りすぎや夜間のエアコン使用でお腹が冷えてしまって下痢になる方が多くみられますので、腹巻をしたりエアコンの風邪を直接からだに当てないように工夫するなど、寝る前のひと工夫をお願いします。
この暑さ、いよいよ来ましたね。午前中にジョギングに出かけたのですが、3キロほどで異常なほどに汗をかき、熱中症の危険を感じました。歩きを交えてクーリングをしながらゆっくりと帰ってきました。
昨年何かのテレビ番組で見ましたが、夏バテにはイミダペプチドというタンパク質を多く含む鳥の胸肉が効くそうです。一度試してみてくださいね。
大垣市民病院で行われました、第9回西濃がん早期診断研修会(甲状腺がん)に参加しました。
原発事故後に小児科領域で話題になっている甲状腺がんですが、成人でも20〜100人に一人が健診で甲状腺腫瘍がみつかると言われています。
当クリニックでも行っている超音波検査は甲状腺がんを見つけるための最適な検査で、本日の講習会では超音波検査時の工夫や注意点などを、実際に大垣市民病院で検査を担当されている検査技師さんの手技をみながら勉強することができました。
積極的に行っています頚動脈エコー検査の折に、合わせて甲状腺まで観察し、甲状腺疾患の早期発見に努めてまいりたいと思います。