今日は陽気に誘われて、いなべの梅林公園へ行って来ました。7分咲き程でしたが十分に綺麗で一足早く春を満喫できたのですが、大量に花粉を吸い込んだせいか途中からくしゃみが止まらなくなり、慌てて帰路の途中で点鼻薬を購入しました。山の杉はたっぷりの花粉で茶色になっていて、この花粉が大垣まで飛んでくるのかと思うと思わず目も痒くなる気がしました。皆さんも山へお出かけの際には、十分お気をつけください。

コロナウイルス 、困りましたね。外出を控える方が多いためか今週は来院される方もやや少なく、落ち着いた診療状況となっています。

市や医師会からは全く情報が来ないため、私たち開業医にとっても手探りの対応が続いています。テレビで盛んに情報が飛び交っていますが、その中から正しいと思われる情報を見極めながら情報収集をすることが大事だと思います。

子供の一斉休校でご両親は大変ですが、やはり子供が感染源となって大流行になるのを防ぐことが大切なので、日本中がone teamとなり頑張りたいですね。またマスクもなかなか手に入らない状態ですが、風邪症状がある方には何とかマスクを着けていただきたいですね。感染を防ぐというよりも拡散を防ぐためのマスク着用が必要だと思います。

新型コロナウイルス がパンデミック（世界的大流行になった）と認定されました。封じ込めがもはや困難な状態になっているということで、今後日本でも徐々に感染が広がるのは避けられないと思われます。現在日本では死者数は限定的ですが、感染が拡大するとそれに比例して重症者も多く発生しますので、早く有効な治療の手立てが確立されるのを祈るばかりです。

一般の開業医では今のところ検査をすることができないので、風邪症状で来院された方が一般の風邪なのか新型コロナなのか見分けることよりも、重症者および重症者になりそうな方を早期に見つけることが開業医の役割と考え、日々注意深く診療に当たりたいと思います。

昨夜、西美濃地区の開業医を対象とした新型コロナウイルス の勉強会が市民病院で催されました。市民病院で治療された感染者２名についての症状の変化や検査結果の推移、診察時の対応方法などについての報告と共に、西濃保健所管内でのPCR陽性例はこの２例のみで他の300例ほどの検査はずべて陰性だったとの報告を受けました。これまでの中国などの報告からも、感染ルート以外からの感染リスクは非常に低いと考えられており、西美濃地区で知らない間に新型コロナウイルス に感染してしまう可能性は非常に低いそうです。

厚労省が指針として示しているように、37.5℃以上の発熱が４日以上続く場合にはマスク着用の上で近隣のクリニックを受診してインフルエンザ検査などを受けたあと、コロナウイルスの検査を受けるかどうかを相談すると良いでしょう。

岐阜県内でもコロナウイルス 感染者が徐々に増えてきています。今のところ感染ルートが判明している状況ですが、今後は感染ルート不明の感染者が増えてくることは間違いなさそうです。もし感染対策せずに診察した患者さんが後でコロナ陽性者と判明した場合には、医師は濃厚接触者となるため以後の診療ができなくなってしまいます。この事態を受けて、医師会より診察時に使用するためのフェイスシールドとマスクが配給されました。当院でも、発熱や咳など感冒症状で受診された方に咽頭や鼻腔の検査を行う際には、マスク・フェイスシール（またはゴーグル）・手袋・ガウンを着用して検査させていただくこととします。

また感冒症状でご来院された方には、呼出ベルをお渡ししますのでお車で順番を待っていただくか、処置室のカーテンの仕切りの中でお待ちいただくこととなります。必ずマスク着用の上でご来院いただくようにお願いいたします。